| ■お知らせ 「生活保護110番」運営委員会の発足について |
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「生活保護110番」会員の皆様、利用者の皆様 生活に不安を感じる人に、匿名で安心して相談できる場を提供します―― このコンセプトをもとに、ウェブサイト「生活保護110番」は歩んできました。気がつけば、サイトが生まれてから、10年の月日が経とうとしています。 この間、バブルが崩壊し、派遣法が改正され、多くの同年代の若者がフリーターや派遣労働者といった不安定な仕事に就くことを余儀なくされました。 福祉の現場でも、介護保険法、児童虐待防止法、障害者自立支援法などの福祉制度の核となる法律が次々と制定され、日々、めまぐるしい変化が続いています。 そして、その変化のいくつかは、残念なことに、日本で暮らす皆さんにとって、幸せな方向には向かってはいない。そう、感じています。 高齢者の増加によって切り捨てられ、行き場をなくした介護難民。 大人の苛立ちをぶつけられ、心身共にボロボロになって保護される子どもたち。 「自立」という名の元に自己負担を要求され、居場所を奪われる障がい者。 そして、ワーキングプア、ニートといったわかりやすいレッテルを張られ、自分を責めることしかできなくなる若者。 これら、”貧困”に関わる問題は、日々、あらゆるメディアで取り上げられています。しかし、残念ながら、多くのメディアでは、問題を取り上げ、告発することはできても、その問題を解決するための道筋を示すことはできていません。 現状は、わかった。 もうそろそろ、「じゃあ、どうしようか」を考えよう。 これまで、介護、虐待、障がい、貧困、DV・・・これらの問題に、それぞれの専門機関・専門職、そして、ボランティア、福祉施設の職員、医者、教師等が精力的に取り組んできました。 その中でも、貧困に関わる問題を、もっとも多く扱ってきたのは、福祉事務所です。 市民の身近にある市役所であり、町役場であり、村役場です。 たしかに問題はあるかもしれません。 職員の心ない言葉に傷つき、横柄な態度に不快な思いをしたかもしれません。もしかしたら「役所は信用できない。二度と相談なんかするものか」という人もいるかもしれません。 それでも、現状をみまわしたとき、貧困問題にもっとも有効な手段を持つ組織が、役所であることは間違いありません。 ・・・あえて、言います。 役所は、ダメじゃない! 公務員は、怠け者じゃない! 私たちは、貧困問題の解決のために、乏しい財政の中で必死にアイディアを絞る役所があることを知っています。 私たちは、利用者のために、周囲の人、みんなに頭を下げてまわる公務員がいることを知っています。 そして、彼ら、彼女たちのような、無名の、どこにでもいる、ちょっとだけ親切な公務員の善意が集まって、「生活保護110番」は運営されています。 ここに、希望はある――私たちは、そう考えています。 誰だって、自分の隣人が、食べるものも食べられず、家を追われ、誰にも相談できずに孤独死するような社会は嫌に決まっています。 誰だって、公園で一緒に遊んだ女の子が、家に帰ると殴られ、セックスを強要され、凍りついた瞳で固まる姿をみたいとは思いません。 現場にいる公務員の多くは――そりゃあ、人間ですから時々手を抜きたくなったり、嫌になって投げ出したいと思ったりするにしても――おおむね、善人で、困っている人を助けてあげたいと仕事をしています。 「生活保護110番」は、こういう善意の人々と、生活に不安を感じている人たちを結びつける”場”になりたいと思っています。 そこで、今後は、支援の輪をより広げていくために、多くの人に、より深く、より広く、関わりをもっていただく趣旨で、従来の個人サイトという位置づけから、「有志による委員会によって運営される公共サイト」という位置づけに移行することとしました。 新しい「生活保護110番」運営委員会は、福祉現場の実務経験のある公務員と、生活保護制度をはじめとした貧困問題を研究する有識者の合議体として出発します。 会員の皆様、利用者の皆様におかれましては、今後とも、末永いご支援をいただければ幸いです。 平成21年 1月 4日 「生活保護110番」運営委員会 |
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